言いたいことはないけれど

感情って保存が効かない。だから、言葉にして残したい。超特急リョウガくんについて書きます。

タウンワークさんのインタビューに寄せて

 リョウガくんがリョウガくんを理解していることについて

 タウンワークさんのインタビュー記事にリョウガくんが単独で掲載されるという情報を目にしてからとても楽しみにしていたのですが、仕事の休憩中に読んで震えました。
 最高の記事やないかい。午後の仕事は、このことを考えながら過ごすというとても有意義な時間でした。
 こちらがその記事になります。
リョウガ(超特急) インタビュー『未来の道を決められない時は、誰かに後押ししてもらってもいいし、誘われて始めてもいい』
https://townwork.net/magazine/job/workstyle/101338/?vos=dtwnsnss1614717

 帰り道、自転車を漕ぎながら思うことがたくさん浮かんできて、これは文章に書き起こしておかねばと思い、久しぶりにブログ用に文字を打っています。備忘録的な側面が強いので、他の方が読んで面白いかどうかは保証しかねます、悪しからず。



 このインタビュー全体を通して受けた印象は、リョウガくん自分自身の事をきちんとわかっているな、きちんと回答しているな、ということでした。いきなりどの目線なんだ? と思われるかもしれませんが、まぁ大目に見てください。

 リョウガくんは、以前、自分自身に興味がないと受け取れるような言動を度々してきました。その一端として自撮りもあまり得意ではないのだと思っています。これはわたしの受け取り方の問題なのかもしれませんが、自分自身を掘り下げるのが苦手というか、それを表に出すことを極端に避けていたきらいがあると思っています。

 例えば、ラジオなどで視聴者からの質問に、他のメンバーには振って自分自身は答えないだとか、水を向けられてもはぐらかしたりだとか。またラジオの話になりますが、「キスしよう選手権」で、他のメンバーが「ミートソースついてるよ」だったり、消しゴム落としたタイミングだったり、日常のなかで「キスしよう」に持っていっているのに「ここが宇宙空間だったら、お前と空気を共有したい」などと冗談めかして言ってしまうところとか。(2016.06.17ナガオカ×スクランブルゲスト)

 あとは「お気に入りのアーティスト」をきかれて「超特急」と答えたことも、自分自身を掘り下げる、表に出すことへの抵抗だと感じていました。(2014.12.12公式ブログ)

 好みのタイプやデートプランなんかも、回答する度に違っていたり、回答しなくていい場面では答えなかったり、本当に自分を表出することを避けて来ていたと思います。

 自分自身のこと語ることが苦手なのは、自分自身を掘り下げることをすでに避けていたのではないかと思います。インタビューのなかで語っている“無関心”は自分自身に向けても当てはまっていたと思うのです。

 ずいぶん前の情報ばかり持ちだしてきましたが、こういった傾向は徐々に薄れていったということが言いたいわけです。「ラブライブ!」にハマったことで「のんたんが好き」という強烈な個性が生まれ、それを中心とした“二次元愛キャラクター”の誕生が変わっていったきっかけだと思っています(これを隠れ蓑にした分かりやすいキャラクターへの転身という斜めからの見方もありますが、アニメやゲームが好きなことは嘘ではないし、もう数年目なので板にもいき、折り合いもついいると思っています)。

 でもこのインタビューを含め、近年のリョウガくんの発言は、内面を言葉にする際に、自分の優しさを出すことに躊躇がなくなったと思います。

 これはわたしの感じる印象なので、言葉にするのは難しいし、とても感覚的なので伝わらないかもしれないのですが、リョウガくんは、自分の優しさを表出することを怖がっていたと思うのです。何かにつけてふざけみたり、口調を軽くしたり、わざと面白おかしくしてみたり。裏側にあるリョウガくんの優しさをファンは拾っていたし、メンバーが口々に「リョウガは優しい」と言っていたこともあり、優しいのは理解していましたが。

 雑誌のインタビューで「8号車への思いの変化」について「ありがとうというストレートな思いだったけど、お互いがお互いを支え合ってる、関係し合ってる仲」(要約)と表現してくれたことがすごく嬉しかったのを覚えています。(「Audition blue」2019.01月号)

 編成が変わりメンバーや取り巻く環境が変わっていく中で、改めてファンの存在に目を向けた時、感謝の気持ちを覚えてくれたのでしょうか、素直な優しさを見せてくれたように感じました。なんというか、ファンを信頼してくれるようになったのではないかな、と思うのです。

 時系列は前後しますが、太田市の一日署長でも「超特急の活動の中で一番緊張したけど、いざ出てみたら8号車の方々もいて楽しむことができた」(要約)と言っていたことも、ファンの存在に支えられているという実感というか、今まで言葉でしか知らなかったことに体験が追いついてきたような印象を受けました。

 これらがハローワークさんのインタビュー「(ダンスは)打ち込むほど8号車からの反応が返ってくることが支えになったし」という部分にも繋がっている気がします。インタビューの続きに「無関心なタイプ」に言及がありますが、以前のリョウガくんだったらその説明に留まるだけだったと思うのです。でも「超特急のリョウガ」として変化している部分を認めている、それを自覚していることが今までと異なる部分ではないかと思いました。

 この後の記事は実際に読んでもらうとわかるのですが、自分自身の内面についてすごく的確に語っているのです。しかも“大人”や“仕事”といった共通するセンテンスを用いて風呂敷を広げた上で、自分の思いというか気持ちというか、そういったものをきちんと集約している。素晴らしい回答を披露しています。わたしのこの説明はまったく正反対で抽象的すぎて伝わりません! リョウガくんのインタビューを読んでください。



 リョウガくんはリョウガくん自身のことをすごくよく理解していて、それを言葉にすることもできて、それをファンにも(信頼の証として)恥ずかしがらずに表してくれるようになったことがとても嬉しい!!! ということが言いたかったはずなのです。



 うーん、表現しきれていないしわたし自身もうまく理解できていないような……。まぁ、これは備忘録なので(言い訳)。
 タウンワークさん、素晴らしいインタビュー記事をありがとうございました。